作り方のヒント:お金を入れると危険な貯金箱

僕がどんなふうに作ったかをまとめました。


材料と道具

【材料】

段ボール(厚さ5 mm)、布、

輪ゴム(No.16)、角材(8x4 mm, 4x4 mm)

タコ糸、フェルト、目

木工用ボンド

 

【道具】

鉛筆、カッター、定規、

糸ノコ、万力(角材を切る用)

紙やすり、やすり(角材加工用)

千枚通し(穴あけ用)

つまようじと付箋紙(ボンドをつけるときにあると便利)



見取り図としくみ

見取り図を作りました。

数字の単位はmmです。

 

CとDには上から30 mm のところに切り込みが入り、輪ゴムが付けられます。輪ゴムはFの下でクロスして、Cの切り込みにかけられます。

 

図は、CとDがゴムのちからで引っ張られている状態です。Gを上にあげるとHとかみあい、Cが開かないように抑えられます。

 

見取り図では隠れてしまっていますが、同様のツメ部はDの内側にもあり、Cと同様に、DもGで固定されます。

 

 

お金が入るとGが押し下げられHが外れ、CとDが下側に向かって下がり床を押し、その結果、この箱が跳ね上がります。

 


仕組みを動画で説明しました。



基本パーツの寸法

左はEの拡大です。

パーツGとパーツHの寸法は後ほど。


可動部の作成

C, F, D を写真のようにボンドをつけた布で接着しました。

 

 

 

 


ボンドが乾いたら、裏返しにして硬いもので接続部を潰しました。


布が貼っていない側にも折り曲がることを確認しました。



パーツGの寸法

パーツGは、4x4と4x8mm の角材で作りました。

パーツGを布を使って赤線部分で固定し、上下に動くようにしました。


パーツGの作成

角材8x4 mm と4x4 mm を使って、寸法図通りにGを作りました。角材は、万力と糸ノコを使って切りました。


Gを布でBに付けます。Gが動くように、Bの左はしから15 mmのところが固定されるように接着しました。


Gを箱の外から動かすための仕組みを作りました。

Bの写真の位置に千枚通しで穴を開け、タコ糸を通しました。タコ糸の上の端はGにボンドで接着しました。

ボンドが乾いたあとに、タコ糸を引っ張ってGが動くことを確認しました。



パーツHの寸法

パーツHは、8x4 mmと4x4 mm の角材で作りました。  


パーツHの作成

万力と糸ノコで、寸法通りに8x4 mm と 4x4 の角材を切り、木工用ボンドで接着しました。


Cの左端から 5 mm のところに、木工用ボンドをたっぷりつけてHを接着しました。

同様に、DにもHを接着しました。


Gの細い部分が、Hの下にうまくはいるかを確かめたところ、かなりきつかったのでGをヤスリで削って細くしました。

(Bは、DFCにくっついていません。並べているだけです。)



本体の組み立て

写真のように、AとBをFにボンドで接着しました。

 

厚紙で矢印部分を補強しました。厚紙は、ダンボールの表面の紙を剥がし、二枚をボンドで張り合わせて作りました。


最後のEを貼り付ける前に、GがHにうまく入るようにヤスリでGやHを削って調整しました。

調節が終わったらEをボンドでAとBに接着し、フェルトでデコレーションしました。

 

最後に、CとDの切れ目に輪ゴムをクロスしてかけて完成です。



完成