作り方のヒント：お金を入れてはいけない貯金箱

【材料】

段ボール（厚さ5mm)、布、ゴム（ズボンとかに使うタイプ）、※角材(8x4mm, 4x4mm)、フェルト、たこ糸、木工用ボンド

（※角材はなくとも割り箸で作れると思います）

【道具】

鉛筆、カッター、定規、

万力、糸のこ （角材を切るため）

つまようじと付箋紙（ボンドをつけるときにあると便利）

６つのダンボールで囲まれた内部の絵を書きました。黄緑色のパーツ（G)は、緑色の線の部分で、面Eに固定されて、下に回転するようになっています。

右側のCの面には、青のパーツが固定されています。

セットしたときには、上の図のようにGがHに引っかかり、面Cが開くのをおさえています。

コインが入ると、Gが下に回転し、Hへの引っ掛かり外れ、Cが開きます。

Cが開くとEも開き、EがおさえていたFとAも開きます。

5mmの厚さのダンボールを60mm × 60 mm  の正方形に切ります。これを６個作り(A-F)、一枚だけコインを入れる用の穴を開けます(F)。

角材を作って、パーツGとHを作ります。木工用ボンドで接着します。Hはちょっとずれています。ここがずれていないと、引っかかりがきつくなってしまい、うまく箱が閉じません。この部分は他の箇所を作り上げた後に、ちょうどいいずれ加減を見極めて接着するのが良いでしょう。

GやHは小さく切るのが難しいのですが、僕は万力で角材を固定して糸のこで切っています。また角材がなくても、割り箸でも作れるはずです（試作品は割り箸で作りました）。

布を15 x 55 mm の大きさに切ります。これを5枚準備します。布の片面にボンドをのばして付けて、ダンボール同士を図のようにつなげます。すべての面は、ダンボールのすじが横になるように配置されています。布を乾かしてうまくダンボールが曲がればOKです。下の「可動部にゴムを貼る」に動画を載せました。

布を正確に切るのは結構難しいです。線の模様の入った布を使うと真っ直ぐに切りやすいです。できるだけ切れ味の良いハサミを使いましょう。デザインカッターで切ることもできます。

布を使うのが難しければ、ガムテープなどでもOKだと思います。

（図にはすでにGとHがついていますが、これは最後につけます）

布を貼った面が下になるように裏返しにして、図のようにゴムを張ります（Eから出ているたこ糸はまだここでは付けません。後で説明します）。

木工用ボンドをゴムの端につけてダンボールに押し付けます。ボンドが乾けばこれでバッチリ接着されます。動画を参考にしてください。

外からゴムが見えないようにしたければ、布でゴムを覆い隠すのもよいでしょう。

Eの面で、AとFの面を抑える仕組みを作ります。

厚紙で、a の部分を作ります。8 x 55 mm くらいで写真のように角を落としています。これをこちら側と向こう側用の2枚作ります。

下の図を見てください。組み立てた時に、Fのbの隙間にaが入り、面Fが広がるのを抑えます。同じように、向こう側にも面Aを抑えるための仕組みを作ります。

僕は、厚紙もダンボールで作りました。ダンボールの表面の紙をはがして、それを２枚合わせて接着し、よく乾かしました。ダンボールの色同じ厚紙を使いたかったからです。

 箱を閉じた状態で固定する仕組みを作ります。

パーツGをaのように、下図の位置に布で貼り付けます。下図の赤線で回転するようにつけます。向こう側にも布を貼って丈夫にします。

写真のb の部分に穴が開いていて、タコ糸が通っています。外からタコ糸を引いて、パーツGを起き上がらせるためです。

コイン受けをパーツGにつけました。これも厚紙で作りました。

パーツHの方は、面Cにつけます。図はあくまでも参考で、うまく閉まるところで接着してください。

もし、接着した後にGとHのかみ合わせがきつすぎる場合には、ヤスリで削って調節するという方法もあります。

これで完成です！

あとは好みでデコレーションしてみてください。

僕は、開くと、中の内臓が見えてしまうという設定で、フェルトでデコレーションしました。

使い方は動画を参照してください。